ハイリーズの現状報告
ハイリーズの現状報告
ハイリーズをご愛用頂いている皆様へ
今迄、ハイリーズを応援して下さり、誠にありがとうございました。
友田真吾が、自分の現場での問題点、経験智から隙間を見出し、その
閃きを形に具現化させたブランドであり、製造業、販売業として素人
である音楽家、職人気質の人間が、音楽愛好家からの熱望に応えて、
起業、経営を始めた零細企業です。
そして今、岐路に立っております。
故に、現状をありのままにご報告し、ご理解頂きたく思います。
・製造規模の限界
ハイリーズは、零細企業の為、代表取締役自ら、製造員の構成員1名
の会社です。菅沼孝三さんが取り付け加工に来た時も、孝三さんの
真ん前で、対応しながら加工を施し、孝三さんの口から
『社長御自ら』という言葉が五回位漏れ出ました。
後日、『涙ぐましい』と漏らしていたそうです。
そう家族も維持しなければならないので、副業を持ち、経営を支え
ユーザー様に、ハイリーズの灯が絶えないよう気張っております。
故に、月ハイリーズドラムセットの製造限界は2台とさせて頂きます。
それ以上は、製造が時間的に、体力的に、無理です。
特注加工も、8加工までとさせて頂きます。
ご理解の程、お願い申し上げます。
・主製品在庫の限界
ハイリーズの売りである【NewCubeMic】の核である部品の
【モールドコイル】は、実は型の限界から生産終了となっております。
現在、ハイリーズ本社には、140個程度の在庫が残っており、
それを販売しきった時点で、現状の形の【NewCubeMic】は、
生産終了せざるを得ない現実がございます。
ちなみに、ハイリーズドラム8点セットをW加工で製造すれば、
1セット毎に、13個の在庫を消費しますので、10セット販売したら、
ほぼ現状の生産を終了する事になります。
・今後の展望
私は、自分の人生を削り、1996年に発案してより、この開発と
具現化に命を捧げて参りました。熱望された音楽愛好家達に対する
義理は果たしたと感じております。
現時点で、ハイリーズを受け入れなかった皆様に対して、
今後、この発明を営業する意志は既に、絶えつつあります。
新たな型を設計し、その核を包み込む全ての部品を新たに設計し、
ロットで製造を依頼して、更なるバージョンを製造するには、
現状の営業成績は、見合いません。
残りの在庫に対して、売り急ぐ意志はございませんので、
【ハイリーズを理解した上で、是非欲しいという方】
に【こちらの提示した価格にて】販売させて頂きます。
今、私はこの発明の原点に立ち返る事に致しました。
原点とは【私が納得できる形のドラムを具現化したい】
故に、2022年元旦。私は誓願しました。
今後は、元祖ハイリーズドラマーとして、この発明の可能性を
自らが演奏家として愛用し、表現して参ります。
私の夢は、すでに叶いました。
それだけで、充分すぎるほど、充分なのです。
神様
すばらしいひらめきをありがとうございました!
叩首。
そう、自分で発明した製品を、自分で愛用する。
世界に普及させるという夢は、終焉を迎えました。
残り140個のNewCubeMicを販売しきったら、
ハイリーズは、打楽器をエレキ化する事業を終了致します。
※ 但し、今迄ハイリーズ製品を購入し、
愛用して下さるユーザー様に対するサポート
メンテナンスは継続させて頂きます。
どうか、その点は、ご心配なさらないで下さい。
例え持ち出しになっても、皆様のご期待に
お応えさせて頂きたいと考えております。
株式会社ハイリーズ 代表取締役 友田真吾
2022-06-15 19:20